おはようございます。
ふかつ動物病院スタッフ、看護師の古川です。
いよいよ12月になりました。
今年も残り一ヶ月、何かと忙しくなる時期ですね。
寒くなり、外に出るのが億劫になったり、運動量が減っていませんか?
食事量はうちの子たちに合った量になっていますでしょうか。
例えば成長期の子では、成長のためにエネルギーが必要なので高カロリーな食事が必要ですし、不妊・去勢後や老齢期には肥満になりやすくなります。
そして活動量が低下するこの時期、他の季節に比べて体重が増えやすい子もいます。
以前のブログ(2022.5.9)でもお伝えしましたが、まずはうちの子たちの体型をチェックしてみましょう。
体型はBCS(ボディコンディションスコア)というもので5段階で評価します。
理想的な体重は、肋骨に容易に触れて、腰のくびれがあり、わずかな脂肪がついた状態です。
実際に触って、体型チェックをしてみましょう。
特に長毛の子などは、見た目だけではなかなかわかりにくいので実際に触って確認するとわかりやすいです。
そして定期的な体重測定も併せて行いましょう。
体型や理想的な体重がわからないという場合は、病院で測定可能ですのでお越し下さい^^
体型や体重のチェックができたら、次は食事量です。
食事量は、計算式によって求めることができます。
①一日のエネルギー要求量
◎標準体重の場合
(30×体重+70)×●
●の部分は、犬(1.6)、猫(1.2)、成長期(2.0)をあてはめて下さい。
例えば5kgの猫ちゃんですと、
(30×5+70)×1.2=264kcal
◎減量中の場合
30×理想体重+70(×0.8)
猫ちゃんのみ×0.8をして下さい。
例えば現在6kgの減量中の猫ちゃんが5kgに減量したい場合、
30×5+70×0.8=176kcal
上記の式で一日のエネルギー要求量(必要カロリー)を求めることができます。
エネルギー要求量がわかったら、次は一日の食事量を求めます。
②一日の食事量
一日のエネルギー要求量÷フードのkcal/100g×100
今食べているフードのパッケージに書いてある100gあたりのカロリーを確認して、式にあてはめます。
パッケージにこの赤丸の部分のように100gあたりのカロリーが書いてありますので、それをあてはめて計算します。
上記で計算したエネルギー要求量264kcalをもとに計算してみます。
標準体重の5kgの猫ちゃんですと、
264÷399×100=66g
こちらのフードですと、一日に66g食べられる計算になります。
計算できましたでしょうか?
フード以外にもおやつをあげる場合は、フード量をその分減らす必要がありますので忘れずに^^
自由給餌の場合も、回数を分けて与える場合も、トータルの量がわかっているとあげ過ぎ防止になりますね。
わが家もそうなのですが、ご家族何人かで飼われている場合、どうしても量の管理が難しくなりがちですよね。
一日の量を分けておくなどして、その中から与えるようにしておくといいですね^^
わが家も先日、自宅で体重測定をしました。
家族から「れんとらいはしばらくご飯抜きね」と言われる始末 笑
もちろん冗談ですが^^;
逆に痩せているという場合には、許容できるようなら少し多めに与えたり、カロリーの高いフードを活用しましょう。
また、ウエットフードよりもドライフードの方がカロリーが高いので、ドライフードを食べてくれる子でしたらドライフードをメインに与えてみて下さい。
最近のわが家は、先日のブログでも載せていたお気に入りベッドで、メンズたちが毎日いちゃいちゃ。
毎日仲良くお昼寝しております(//∇//)
時折添い寝してみたり、間に手を入れてぬくもらせていただいたりしています 笑
あったかそうで、幸せそうで、見ているだけでほんわかします^^