マーキングのおはなし-わんちゃん編-
2020.08.31更新
おはようございます。
ふかつ動物病院スタッフ、看護師の古川です。
暑い暑いと思っていましたが、もう8月最終日です。
このまま一瞬でお正月になるのでは…とビクビクしています(・・;)笑
今日は、わんちゃんのマーキングのおはなしです。
【マーキングとは?】
マーキングとは、わんちゃんの本能的な行動で、自分の縄張り(テリトリー)を守るためであったり、他のわんこへのアピールなどのための行為です。
よく足をあげておしっこをかける姿を目にされるかと思いますが、できるだけ高い位置におしっこをかけることで、他のわんこに自分の強さや大きさをアピールしていると言われています。
おしっことの違いとしては、一度の量が少なく、色々な場所に、垂直面にかけることが多いです。
オスだけでなく、メスもすることがあります。
【なぜ、マーキングする?】
マーキングするのには、いくつか理由があるようです。
<縄張りを守るため>
マーキングはわんちゃん同士の名刺交換とも言われていて、尿のにおいで個人情報が他のわんこにわかるため、さらに上からかけるということも。
<繁殖相手を探すため>
発情をお知らせするためにマーキングして、異性を惹きつけるようです。
メスでも足をあげてすることがあります。
特にオスは、発情期のメスが近くにいると、いつも以上にマーキングをします。
<不安やストレスを感じて>
多頭飼育、散歩・遊び不足、引越し、家族構成の変化、分離不安など、不安やストレスを感じて、室内でもマーキングしてしまうことがあります。
【マーキングをやめさせるには?】
<未去勢(不妊)の子は、去勢(不妊)を>
室内でのマーキングに関しては、手術することで、オスもメスも減ると言われています。
できればマーキングを覚える前に手術してあげたいですが、それぞれの体調などを見て、時期を決めていただくといいと思います。
<お散歩や遊びは十分ですか?>
わんちゃんにとって、お散歩は社会化見学。いい刺激になりますし、遊びも大好きです。
年齢、犬種などによっても量や質は変わってきますが、わんちゃんが満足できているか、一度見直してみましょう(^^)
雨続きでお散歩が難しい場合は、室内での遊びを充実させたりと、わんちゃんと飼い主様が一緒に楽しめる時間を充実させましょう♪
<環境の変化はないですか?>
家族構成の変化(例えば赤ちゃんが生まれた、新しいわんちゃんやねこちゃんが増えたなど)、引越しなど、何か環境の変化によって、ストレスや不安を感じてしている場合もあります。
時間をかけながらスキンシップを図ったり、使い慣れたベッドを使ったりと、安心できるような環境づくりを心がけてみてください。
お散歩中はリードを短く持ち、マーキングをしようとしたら、リードを引くなどして止めてあげましょう。
トイレで排泄できたらたくさん褒めて、ご褒美をあげます。
叱ると信頼関係が崩れたり、逆効果になってしまうことがあるので、決して叱らないようにし、静かに片付けます。
トイレの失敗を繰り返し、そのままあちこちでマーキングすることが習慣づいてしまったというケースもありますので、した場所はしっかりと拭き取り、消臭しましょう。
また、これは改善する方法ではないですが…
公園やカフェ、病院など、公共の場でマーキングしてしまう…という場合は、マナーベルトを活用しましょう。
マーキングが習慣にならないようにしてあげたいですね(*^^*)
まだまだ暑い毎日、わが家はみんな、のんびりと過ごしています(^▽^)
らんとハル…のおしりしか写っていませんが(^▽^;)
けんかしてることもありますが、たまにこうしてくっついて寝ているのを見ると、ほっこりします♪
散らかっていてお恥ずかしいのですが、たまたまハルがかわいい顔でこちらを見ていたので(*^^*)
親バカなのは十分承知しております 笑
ハルにとってはこの暑さはきつそうですが、頑張ってくれています。
暑い時期もあと少し、なんとか乗り切りましょう♪
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