わんちゃんのストレスサイン
2020.09.28更新
おはようございます。
ふかつ動物病院スタッフ、看護師の古川です。
9月もあとわずかになりましたね。
朝晩の冷えもあってか、喉が弱い私は早くも加湿器が必要になってきました(^^;
皆さま、お変わりございませんか?
今日は、わんちゃんのストレスサインのお話です。
人間と同じように、わんちゃんもストレスを感じることがあり、ストレスが原因で、健康面や生活に影響を及ぼすこともあります。
ストレスを感じた時、どのようなサインが見られるか、代表的なものをご紹介します。
【そのしぐさ、ストレスかも?】
わんちゃんの、こんなしぐさありませんか?
あくびをする
目をそらす
鼻先を舐める
身震いする、身体を掻く
手足を執拗に舐める
しっぽを追いかける・噛む など…
ストレスを感じている時や、自分自身を落ち着かせたい時に見られる仕草、「カーミングシグナル」の一部です。
【どんな時にストレスを感じる?】
環境の変化
遊び、お散歩不足
お留守番
騒音、におい
暑さ寒さ、明るさ
家族の喧嘩
緊張、不安を感じた時 など…
【ストレスが続くと…】
過度なストレスを感じると、動けず固まってしまったり、攻撃的になることもあります。
また、ストレスが続くと、
食欲低下
嘔吐や下痢
脱毛などが見られることがあります。
【ストレスを取り除きましょう】
☆飼育環境の見直しを
わんちゃんが安心できる、静かな場所を用意しましょう。
出入りの多い玄関のそばよりも、静かでリラックスできる場所に、お気に入りのベッドやケージを設置し、人が快適に感じるくらいの温度や湿度に調整しましょう。
芳香剤やたばこなどの強い匂いや、明るすぎる照明、ブルーライトも苦手です。
また、大きな音、騒音に注意しましょう。
工事の音、花火や雷の音などを怖がって、ストレスに感じることもあります。
☆適度なお散歩、遊びを
お散歩や遊びの時間・内容を見直してみましょう。
わんちゃんによって、満足できる度合いは様々です。
様子を見ながら、お散歩の時間や回数を増やす、コースを変えるなどの工夫をしたり、一人で遊べるおもちゃだけでなく、飼い主様も一緒に遊べるおもちゃなどを使って、一緒に楽しみましょう。
☆スキンシップを図ったり、一緒にリラックスできる時間を
ブラッシングやマッサージをすることで、副交感神経が刺激され、リラックスできます(苦手な場合には、無理のない範囲で行いましょう)。
また、信頼関係が築けているパートナーとは、見つめあうことでオキシトシンという幸せホルモンが出る事がわかっています。
毎日一緒に過ごしていると、小さな変化が気になりますよね。
もし、普段と違うサインが見られたら、原因を見つけて、改善してあげましょう。
行動だけでなく、表情(目や耳の動きなど)からも気持ちが読み取れますので、普段からよく見ていると、いつもと様子が違う時に分かりやすいと思います。
何かと忙しい毎日ですが、一緒にゆったりと過ごす時間も必要ですね(*´∀`*)
我が家のハル、食欲にムラがあるので、ご飯のおねだりをされると、とても嬉しくなります(○´∀`)ノ
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