犬の社会化について
2017.08.28更新
皆様おはようございます。ふかつ動物病院スタッフ、看護師の古川です。
朝晩涼しく、少しずつ秋の気配を感じられるようになりました…が、まだまだ暑いですね。
本日はわんちゃんの社会化についてのお話です。
「社会化」と聞くと、なんだか難しく感じますね(^▽^;)
ねこちゃんもそうですが、わんちゃんは子犬の時期に社会化期と呼ばれる大事な時期があります。
一般的にはだいたい生後3週~12週くらいが様々な経験を受け入れやすい時期で、この時期にどのように過ごしたかで、のちのち性格などに大きく関わってくると言われています。
ただ、この時期しかダメと言うわけではなく、わんちゃんは賢いので成犬になってからも十分色々なことを吸収できると思います。
成犬になってから飼育する場合もありますからね((o(^∇^)o))
生まれてしばらくは母犬や兄弟犬と一緒に過ごしていく中で、咬む時の力加減やコミュニケーション能力などを身につけますが、親兄弟と離れてからは飼い主様が色々経験させてあげることが必要になってきます。
多くの方が生後2カ月前後でわんちゃんをご自宅に迎えられると思いますので、ちょうどその頃が「社会化期」ですね。
そしてこの時期はちょうどワクチンを接種する時期でもあります。
よく、「ワクチンが全て終了するまでは散歩は控える」という話を聞きますが、ずっと家の中に閉じこもりっきりだと何も知らないまま過ごすことになります。
飼い主様が抱っこしたり、カートやキャリーを使って外をお散歩してあげるだけでも色んな音を聞いたり、匂いを嗅いだりすることができます。お散歩のコースを変えると色んな経験ができますね。
移動に車を使う機会が多い方は車にも慣らしておくといいですね。
ワクチンが全て終了すればお散歩やドッグラン、トリミング、わんこの幼稚園などにも出かけられるようになるので、もっと人やわんこと接する機会が増えてきますね。
ぜひ、小型犬のわんちゃんもお散歩に出たりいろいろな経験をさせてあげて下さい。
そうして様々な体験をしておくことで、色々な状況において怖がったり攻撃したりということがないように慣れていきます。
お出かけする際はご褒美のおやつを持って出かけるといいかもしれませんね。
いけないことはいけないと教え、おりこうさんにできたらその都度褒めてあげましょう。
以前のブログで花火のお話をしたことがありますが、花火や雷、風の音を怖がってお散歩中や、外に繋いでいる時に逃げ出してしまったわんちゃんもたくさんいます。
そのような音が録音されたCDもあるようなので、普段から聞かせてあげるといいかもしれませんね。
家の中でも掃除機、洗濯機、ドライヤーなど色々な生活音に驚いて、震えたりお漏らしをしたりする子もいるようです。
我が家のハルはのんびり田舎暮らしですが、あまり怖がらない勇敢なわんこに育ってくれたような、くれてないような…笑
花火を一緒に見ても怖がるどころか知らんぷりです(; ̄ー ̄A
それより散歩に行こうよとアピールされます…。
他のわんこにも興味津々で、若い頃には屋根の上にやってきた猿に威嚇していました。
何事もなくて良かったです(;^_^A
ハルも小さい頃は大事な本をかじったり、車に乗せたら車酔い…と色々ありましたが、時間と共にしてほしくないことはしなくなり、人大好き、車大好きわんこに変身してしまいました(笑)
点検に来られる方やお客様にもかわいがってもらえ、幸せです♪
何でも根気よく教え、慣らしていくことが大切なんでしょうね。
病院でもかわいがってもらい、この笑顔ですヾ(=^▽^=)ノ
皆様もぜひわんこに色々な体験をさせてあげてください。
毎日がもっともっと楽しくなりますように∩(´∀`)∩
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