秋のケアの工夫
2017.09.25更新
皆様おはようございます。ふかつ動物病院スタッフ、看護師の古川です。
すっかり秋らしくなりました。過ごしやすい気候となりましたね。
朝晩冷えますが、体調を崩されてないでしょうか?
今日は秋に注意することをまとめてみました。
《食事管理》
秋といえば、食欲の秋!いろいろな食べ物がおいしい季節ですねO(≧▽≦)O
バテたり、食欲が落ちていた子もだんだんと食欲が増してきたのではないでしょうか?
夏の間疲れている胃腸の状態で、食欲が増してきたからと与えすぎると、食べ過ぎによる消化不良を起こしてしまうことがあります。そして与えすぎは肥満の原因に。食事の量や与え方に注意しましょう。
また、普段食べ慣れていないものを与える際にも注意が必要です。少しずつ様子を見ながら与えることと、フードを変更する場合は急に変えずに元のフードに混ぜながら徐々に変更してくださいね。
《体調管理》
季節の変わり目ですし、日中と夜間の気温差があり、身体がついていかずに体調を崩しやすい時期です。
温度・湿度管理に注意してください。特にご高齢の子は調節が難しくなってきますので気をつけてあげましょう。
風邪や気管支炎等の呼吸器の病気にも罹りやすくなりますので、よく観察してあげて下さい。
涼しくなって、お散歩にも出かけやすくなりましたね。夏の間低下した体力を回復させる時期でもあります。
急激な運動は身体を傷めますので、徐々に運動量を増やして体力・筋力をつけ、冬に備えましょう。
また、この時期は換毛期で抜け毛が多くなるかと思います。
こまめなブラッシングを心がけて清潔に保つとともに、毛玉にならないように気をつけてあげましょう。そして皮膚の異常がないかどうか一緒にチェックしてあげましょう。
《寄生虫対策》
涼しくなって、「もういいかな~」と油断してしまいそうですが、ノミやマダニは秋になっても活動しており、特にマダニは秋に最も活発に。
山だけでなく身近な公園や草むら等にも潜んでいますので、特にお散歩に行かれるわんちゃん・ねこちゃんは予防・駆除をお忘れなく!
また、わんちゃんはまだまだフィラリア予防の時期です。
涼しくなり、蚊が少なくなって投薬を止めてしまいそうですが、毎月飲むタイプのお薬で予防されている方は、蚊を見なくなった一ヵ月後まで投薬が必要です(11月下旬~12月上旬)。
もしも蚊に刺されてフィラリアに感染していた場合、上記の時期まで投薬していないと翌年の春まで体内で成長してしまうことになります。大きくなったものは駆除が出来ませんので最後の投薬が肝心です!
《その他》
不妊・去勢していない子は、発情期を迎えると外に出たい願望が強くなる傾向にあります。
室内で飼っているねこちゃんでも、望まない脱走によって他の子と喧嘩、怪我や感染症を罹ったり、事故に遭うことも考えられます。
もし繁殖される予定がない場合は、様々な病気の予防にもなりますので不妊・去勢をおすすめします。
ご希望の場合はご相談下さい(^^)
秋も健康管理に気をつけて、大切な家族と楽しく過ごしましょうo(*^▽^*)o~♪
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