2017.09.04更新

おはようございます。

ふかつ動物病院スタッフ、看護師の深津です。

 

空が高く澄んできましたね。

まだ昼間は暑い日が続きますが、秋が一歩ずつ近づいているように感じます。

季節の変わり目、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?

 

 

 

さて、今回はダイエット方法についてです。

 

食べることが大好きな子は、おねだり上手な子が多いですよね。

キラキラの瞳で見つめられると、ついつい何かしらを与えたくなってしまうもの。

そして気付くと、何だかぽっちゃりしてきた・・・なんて事も(><)

 

20170904_1_ふかつ動物病院 糸島市 動物病院

 

 

人間同様に、わんちゃんやねこちゃんも肥満は身体に負担がかかり、さまざまな病気のリスクが上がってしまいますので、太らせないようにすることが健康の秘訣です。

 

理想とする適正体重から15%以上増加していたら、肥満の可能性がありますので要注意!

ダイエットが必要になってきます。

 

とはいえ、わんちゃん・ねこちゃんのダイエットは、人間とはちがい、運動をすればいいというものでもありません。

そして、急激な食事制限をするのも、身体に大きな負担がかかり危険です。

 

正しい知識のもとでダイエットに取り組みましょう!

 

 

20170904_2_ふかつ動物病院 糸島市 動物病院

 

 

 

 

●理想体重はどれくらい?

 

まずはその子のベストな体重を知りましょう!

ご自宅で理想体重を知りたい場合は、超大型犬の子を除き、多くのわんちゃん、ねこちゃんは1歳の時点から体重は大きく変動しませんので、「1歳の頃の体重がおおよその理想体重」と考えていいかと思います。

1歳の頃より体重が増加していたら、肥満の可能性があります(><)

 

ただ、成犬・成猫から飼育されているご家庭では、1歳の頃の体重が分からない、という方もいらっしゃいますよね。

そういった場合は、体型をチェックしてみましょう(^^)

 

 

●適正体型のチェック

 

体型のチェックとしては、肋骨を優しく触ってみて、適度に触れる、真上や横から見てみて、ウエストのくびれがあるようでしたら適正です。

触ってみても肋骨が確認できなかったり、ウエストのくびれがなく、尾の付け根部分にはっきりとした脂肪が付いている場合、肥満の可能性があります。

逆に、肋骨がはっきりと触れたり、浮き出ていたりする場合は痩せすぎです。

 

 

 

もちろん、当院にて体重測定・ならびに理想体重を診ることも出来ますので、お気軽にお問い合わせ下さいね(^^)

 

 

 

●うちの子ダイエットが必要かも!そう思ったら・・・

 

わんちゃん・ねこちゃんの場合は、食事管理が中心となってきます。

肥満のまま、たくさん運動量を増やしてしまうと、関節や腰を痛めるなど、身体に負担をかけてしまいます。

なので、まずは食事の管理をして体重を減らすことから始めましょう。

 

健康な子が肥満に陥ってしまう原因のほとんどが、「フードの与え過ぎ・カロリーの取り過ぎ」です。

 

 

フードの量は適切か?
おやつを与えすぎていないか?
人間の食べ物を与えていないか?

 

この3つが重要ポイントになります。

 

フードの袋に記載されている体重あたりのフード量を参考にしつつ、今与えているフードの量が多いようでしたら、少し減らしてみましょう。

急激に量を減らしてしまうと、身体に負担がかかりますので、少しずつ、です(^^)

また、与える回数も、胃の負担を減らすために1日1回より2~3回に分けて与えて下さい(^^)

1日のフード量を少しずつ減らしていきながら、回数を増やしてあげると満足感もあり効果的です。

 

また、フードを与えると一気に食べてしまう「早食い」の子には、手で少しずつ与えたり、早食いを防ぐための食器なども市販されていますので、そちらを使ってみるのもいいかもしれません。

食べきるまでに時間がかかれば、量が減っていても満足感があるかと思います。

 

 

↓以前お店で見つけたものです。わんちゃん用。

 

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↓猫ちゃん用。

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もしも、今食べているフードから、カロリーの少ないダイエットフードに切り替えたい場合には、急に変えてしまわずに(下痢や嘔吐の原因になります)、今食べているフードに少しずつ混ぜていきながら、一週間ほどかけて切り替えましょう。

 

 

また、おやつの与えすぎにも注意が必要です。

おやつはカロリーが高いものが多いんです。

ダイエットですから!

今後は一切おやつ禁止です!!

 

 

・・・なんてことは、わんちゃん・ねこちゃんたち、そして欲しがっているのにあげられないと、飼い主さまにもストレスになりますよね(><)

私は、おやつ与えてもいいと思うんです。

ただし、量はほんの少しにしましょう(^^)

量を少なくする代わりに、回数を増やして与えるなどの工夫をして、満足感を満たしてあげましょう。

 

 

ただ、人間の食べ物を与えている場合は注意が必要です。

人の食べ物には、塩分や糖分、脂分が多く含まれていますので、わんちゃん・ねこちゃんにとっては、あまり健康に良い食べ物とは言えません。

また、人は大丈夫でも、中毒症状をひき起こすものもあります。

人の食べ物には十分ご注意下さい。

 

当院にて、食べてはいけないもの・食べないほうがいいもののリストを作っておりますのでどうぞご参考にされて下さい。

 

 

 

●運動をしましょう!

 

体重が落ちてくると、身体も動きやすくなり、運動量が増えてきます。

 

わんちゃんであれば、毎日のお散歩時間を長めにしたり、ボール遊びや引っ張りっこなど、身体を使った遊びを多く取り入れましょう(^^)

ねこちゃんも、おもちゃ遊びなどをやる際に、平面よりも上下運動ができる工夫をしましょう。

 

基礎代謝が上がると、体重もますます減りやすくなり、好循環になりますよ(^^)

 

 

 

人もそうですが、急激なダイエットは、かえって身体を壊すこともあります。

健康に長生きしてもらいたくて始めたダイエットで、体調不良になってしまっては本末転倒です。

無理なく、そしてなるべくストレスなく、適正体重を目指しましょう!

 

また、何か心配な事やご不安なことがございましたら、お気軽に当院にご相談くださいね(^^)

 

 

 

 

我が家のにゃんこ、もこさんも、何だかぽっちゃりしたような・・・と心配していましたが、おとーさん(院長)に確認してもらったところ、問題なしで一安心でした。

長毛のため、ぽっちゃりに見えているだけでした。よかった~(^^;)

わんちゃんもねこちゃんも、長毛の子は身体のラインが見えづらく、難しいところですね。

 

 

20170904_6_ふかつ動物病院 糸島市 動物病院

 

食欲の秋、「うちの子」の食欲と上手に付き合いながら、無理のないダイエットを行いましょう(^^)

 

 

 

 

投稿者: ふかつ動物病院

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