おはようございます。
ふかつ動物病院スタッフ、看護師の古川です。
早いものでもう11月。今月も残り2ヶ月ですね。
今日の午後辺りから雨が降って寒くなるようです。
体調管理気をつけましょう^^
今日は聴力のお話です。
よくわんちゃんやねこちゃんは聴力はすぐれていると言いますが、どれくらい聞こえているでしょうか。
犬:65~50000ヘルツ
猫:30~65000ヘルツ
わんちゃんに比べてねこちゃんのほうが、およそ2倍の聴力があり、物音に敏感なようです。
そして垂れ耳と立ち耳の子がいますが、聴力には差がないようです。
ちなみに人は、20~20000ヘルツなので、人と比べるとわんちゃんやねこちゃんの聴力がすぐれているのがわかります。
1km先くらいまで聞こえているという話もありますので、少し離れていても帰宅しているのに気付いて、玄関まで出迎えてくれるのでしょうねヾ(*´∀`*)ノ
「ねこちゃんは女性の声を好む」と言われることがありますが、動物は高い声を好意的にとらえ、低い声はうなり声などを連想させるため苦手とするようで、特にねこちゃんは高音域を聞き取る能力がすぐれています。
獲物であるねずみなどが、高音で鳴くからという話もあります。
どれくらい先に何匹いるかまでわかるそうですよ。
また、わんちゃんもねこちゃんも、大きな音は苦手です。
そして、人の言葉をある程度聞き分けられるそうですが、わんちゃんは言葉に対して反応を示すのに対して、ねこちゃんはあまり態度に出さないのだとか。
ねこちゃんに話しかけて反応がなくても、ちゃんと聞いているという事ですね^^
また、耳でも感情表現をします。
耳がピンと立っている:集中・緊張している
耳が下がっている:恐怖、不安を感じている
などです。
わんちゃんはリラックスしている時にも耳を後ろにペタンと寝せますので、表情や仕草で見分けが必要です。
こちら、おもちゃを投げてもらえるのを待っている(集中している)、らいです。
そしてこちら、私のひざのところでくつろいでいる、しょう。
物音が聞こえて耳が横向きに。
この耳の向きは、イカのように見えることから通称「イカ耳」と呼ばれているようですよ (*´ー`*)
そしてこちら、近づいてきたれんに怒っている、らん。
耳がペタンコです。
かたやれんは、怒っているらんに圧倒されてちょっと引き気味になって、耳も後ろ向きです。
そしてこちらは、わんこのハルが「マテ」をしているところ。
同じペタンコの状態でも、状況や感情が違うことがおわかりいただけましたでしょうか。
このように、耳の向きから感情を読み取ることもできます。
とても聴力がすぐれているわんちゃん、ねこちゃん。
耳の中は自分でお手入れができませんので、時折異常がないかチェックしてあげて下さい^^
―おまけ―
わが家のブラザースたちが勢ぞろい。
たくさんの目で見つめられます笑