おはようございます。
ふかつ動物病院スタッフ、看護師の深津です。
夏の終わりと、早秋を感じる時期になりました。
明日から10月が始まりますね。
まだ日も登りきらない明け方に窓を開けると、網戸越しにひんやりとした空気が静かに身体に触れて、そうそうこれこれと嬉しくなってしまいます^^
まだまだ30度を超える日もありますが、あの焼けつくような猛暑は落ち着きましたね。
皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。
ここ最近は、夏バテで食欲が落ちていた子たちも、涼しくなりよく食べるようになった、という声も聞くようになりました。
まさに食欲の秋ですね^^
しかしよく食べるから、欲しがるからとフードやおやつを与えすぎてしまうと体重過多になってしまいますので注意が必要です。
普段から体型のチェックをして、標準体型かどうかを見てあげて下さい^^
チェック方法は主にこの2つです。
① 肋骨(あばら骨)が適度に触れるか
わんちゃん・猫ちゃんの胸の部分に側面から手を当てて、肋骨を優しく触ってみます。
② 上から見た時に腰がくびれているか
わんちゃん・猫ちゃんを上から見てみて、肋骨の後ろから腰にかけてのくびれがあるかどうかを確認します。
この2つをチェックして、愛犬・愛猫ちゃんが標準体型かどうかを見てみましょう^^
わんちゃん・猫ちゃんの体型は5段階(または9段階)で評価することができます。
この指標をBCS(ボディ・コンディション・スコア)といい、1「痩せすぎ」、2「痩せぎみ」、3「標準」、4「太りぎみ」、5「太りすぎ」という評価になります。
●BCS1・2 <痩せすぎ・痩せぎみの場合>
①肋骨が容易に触れる、浮き出ている
②すごくくびれている
●BCS3 <標準の場合>
①適度に触れる(薄い脂肪の層越しに肋骨が触れる)
②適度にくびれている
●BCS4・5 <太りぎみ・太りすぎの場合>
①肋骨に触れることが難しい
②くびれがない
特にモフモフの子は目視では分かりづらいと思います。
標準体型だと思っていたのに、実は痩せぎみだった・・・という事もあります(その逆も然りです)
標準体型女子「ふっくらボディに見えるだけですのでね」
被毛が長い子や密に生えている子の場合は、なるべく毛をかき分けて皮膚に近いところを触って確認してみて下さい^^
背骨と尾の付け根部分の確認も、体型チェックの際に役立ちます。
ゴツゴツと触れるようでしたら痩せていますし、逆にまったく触れられない場合は体重過多です。
標準体型では、背骨は触れますが脂肪が薄く覆っています。
また、愛犬・愛猫ちゃんの体型が気になる、標準かどうか確認したい等、心配な点や分からないことがありましたらどうぞご相談下さい^^
因みに、猫ちゃんの後ろ脚からお腹にかけてある皮膚のたるみは「ルーズスキン」といい、年齢や性別に関係なく多くの子に見られる猫ちゃんの特徴です。
体重過多だからたるんでいる、というわけではありませんのでご安心下さい^^
こちらも、もしルーズスキンかどうか分からない(病気との見分けがつかない)、気になる、という場合は当院で確認できますのでご相談下さい^^
わが家でも、毎日の食餌の際になでなでしつつ肋骨を触ってチェックしています^^
そして柔らかくて気持ちが良いため、ついついタフタフしたルーズスキンも触ってしまいます 笑
ただでさえカワイイのに、こんなにカワイイお腹まで持ってるなんて・・・!と毎日感動している飼い主(私)です 笑
「やたら触ってくるのよね」
基本はドライフードのわが家ですが、最近私の実家からおやつのプレゼントを貰い、黒猫・ふわがよくおねだりしてくるようになりました^^
長毛猫・もこは猫パウチをおねだりです^^
(※おやつを多く与えてしまうと、今度はフードをあまり食べなくなってしまうケースもありますので、フードを主体におやつは少量だけ与えるようにしましょう^^)
わが家にも食欲の秋(と言いつつオールシーズンですが)がやってきています^^