巻き爪になっていませんか?

おはようございます。

ふかつ動物病院スタッフ、看護師の深津です。

 

今日は風も強く、昨日よりは寒いですが、4月ともなると暖かさが違いますね!

寒いとなかなか起きられない性格なのですが、そろそろ本気で早起きして、その時間に運動ができたらいいなと思っているこの頃です。(怠けている間、体脂肪がぐ~~んと増えました(゜ロ゜))

 

 

当院では駐車場の一番端の方で、こぼれ種から育ったネモフィラが咲いていました。

 

 

花壇のピンクのタイムも咲き出しています。

花は小さくて、ひと塊で親指の先ほどの大きさです。

 

群生して咲いてくれるまでもう少し、といったところ。

楽しみです(^^)

皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

 

 

 

さて皆さま、急な質問ですが下記の言葉から何を連想されますか(^^)?

 

 

『意識にないものは、たとえ目の前にあっても見えない』

 

 

巾木に溜まったホコリ?水周りの汚れでしょうか?

はたまた幸せ探しの事かも・・・??

はい、それも確かにあるのですが、今回はタイトルにもありますように「巻き爪」の事なのです(^^)

 

 

皆さまの愛猫ちゃんは、日頃爪とぎをよくしていますか?

 

猫ちゃんは爪とぎをしっかり行うことによって、古くなった外側の角質を剥がして先端を尖らせ、自分の身を守ったり獲物を捕らえたりできるようにしています。

ほかにも、リラックスや気分転換したいとき、マーキング、自己アピールなどの時に行うこともあります。

 

もこ「爪とぎにはちゃーんと理由があるのです。」

 

 

ですが爪とぎを十分にしていないと、爪は太いまま内側に内側にと巻くように伸びていき、ひどい場合には肉球に刺さってしまうこともあります。

深く刺さってしまうと痛みで足を上げて歩くようになったり、出血や化膿してしまったりすることもあります。

 

 

 

↓写真は、実際に肉球に刺さっていた巻き爪です。

(※爪に血液が付いています。苦手な方はお気をつけ下さい。)

 

 

 

 

↑一番左上の爪が、刺さっていた爪です。

通常の爪(写真下側の3つ)と比べたら、太く内側に伸びているのが分かりますね。

他の上の爪も太いまま伸びており、肉球に刺さりそうになっていました。

 

人間でも、小さな木屑や細い針がちょっと刺さっただけでも痛みが走ります。

「もしもこの太い爪が、自分の足の裏にずっと刺さりっぱなしだったら」、と想像すると・・・痛いですね(><)

 

 

爪とぎをあまりしない子や、特にシニアの猫ちゃんは爪の状態をよく見てあげましょう。

「昔はよく爪とぎをしていたけど、シニアになってからあまりしなくなった。」、という話を飼い主さまからよく聞きます。

シニアになってくると、運動量が減ったり筋肉量が落ちて、爪とぎをしっかりとしなくなったり、上手にできなかったりする子が多くなってきます。

 

そうすると巻き爪になりやすくなってしまいますので、飼い主さまの日頃のチェックや爪切りが重要になってきます。

(爪は前足が左右5本ずつ、後ろ足には左右4本ずつ生えています。)

 

 

『意識にないものは、たとえ目の前にあっても見えない』

 

 

いつも見ている愛猫ちゃんですが、ぜひ爪も「意識して見て」みて下さいね(^^)

 

そして爪が深く刺さっていたり、出血や化膿している場合には動物病院を受診しましょう。