おはようございます。
ふかつ動物病院スタッフ、看護師の深津です。
まだまだ雨予報の一週間のようですね。
梅雨が明けたら「暑い暑い」と言ってばかりになりそうですが、このじめじめの時期が早く過ぎてほしいです(^^;)
皆さまお変わりございませんか?
今からのシーズンは、「雷」にご注意下さい。
わんちゃんで雷を怖がる子は多いのですが、その中でもパニックになってしまうほど、雷に対して恐怖を感じている子は特に注意が必要です。
よだれが出る、パンティング(ハッハッハッと速い呼吸をする)、落ち着かずウロウロする、どこかに隠れてしまう・・・といった行動や、さらにはこの場から逃げ出したくなりドアや柵を破壊する、リードを引きちぎる等、脱走して迷子になってしまう子もいます。
愛犬が雷を怖がるようでしたら、まずは脱走したり、破壊行動や落下等で怪我をしてしまわないよう、必ず愛犬の安全確保を行って下さい。
全国的に雷の後は、迷子の件数が増えます。
昔、実家で飼っていた黒のラブラドールの子は、ほんの微かに雷のゴロゴロ・・・という音を聞いただけで、呼吸が速くなり(パンティング)、大きな身体でキュンキュン鳴いてウロウロ、網戸をビリビリ・・・と恐怖・不安行動がありました。
なので雷の時は、脱走防止のため犬舎から室内に避難させていました。
ただし、どこか狭い場所に閉じ込めてしまう、といったことは避けたほうがいい場合もあります。
完全に閉じ込められることで逃げ場をなくし、かえってパニックが悪化する危険性もあります。
愛犬の様子を見ながら対応しましょう。
また、飼い主さまが雷を怖がってしまうと「雷=怖いもの」と学習してしまう子もいます。
雷が鳴っている時でも、いつもと変わらない行動を取り、平常心でいましょう。
恐怖や不安が助長してしまうので、愛犬が不安がっていても、抱きしめたり、「大丈夫だよ」と声をかけたり、なだめたりといった行動はせずにそっとしておきます。
そして決して叱る等の罰は与えないで下さい。
雷を怖がる理由は様々(光、音、振動等々)ですが、わんちゃんはこれらに対して「命の危険」を感じています。
そんな中で叱ってしまうと、恐怖行動が酷くなるばかりか、飼い主さまとの信頼関係にも関わってきます。
「安全確保をして、そっと見守る」ことが大事です。
そして、雷によるストレスで、下痢や嘔吐といった症状が出る子もいます。
その時だけの症状であれば、ご自宅で様子を見られてかまいませんが、症状が2~3日続いたり、元気・食欲も落ちてくるようでしたら動物病院を受診しましょう。
雷が発生しやすい時期です。
落ち着いて対処し、愛犬の身を守ってあげましょう。
ちなみに、わが家のにゃんこ達は、雷が鳴っていても・・・
↑いつもこんな感じで、雷が鳴っていても(そして そっとリモコン置きにされて遊ばれても 笑)、ありがたいことに我関せず・・・です(o^-^o)