2019.08.12更新

おはようございます。

ふかつ動物病院スタッフ、看護師の深津です。

 

 

真夏の日差しのパワーに圧倒される毎日ですね(^^;)

早朝の4時・5時台あたりは、外はひんやりしていて気持ちがいいですが、6時を過ぎるともう汗が出てきますね。

皆さま体調崩されていませんか?

 

 

今回はわんちゃんの嗅覚についてのお話です。

 

わんちゃんの五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)の中で、もっとも高い能力があるのが嗅覚です。

 

20190812_1_ふかつ動物病院 糸島 いとしま 犬 猫 動物病院

 

 

わんちゃんの嗅覚は、人の100万倍~1億倍優れていると言われています。

匂いを感じる嗅覚細胞の数が、人が約500万個あるのに対して、わんちゃんは1億2000万~3億個あるといわれています。

また匂いを伝達する嗅神経と、それに反応する脳もとても発達しています。

 

かぎ分ける匂いによって得意・不得意があるため倍率には幅があり、一般的には、植物であったり、自然界には存在しない化学物質などに対しては鈍感で、生きていく上で必要な匂いである、動物の発する有機物の匂いには敏感だと言われています。

 

そして鼻の短い犬種(パグ、シー・ズー、ブルドッグ等)よりも鼻の長い犬種(シェパード、ビーグル、ダックスフンド、ドーベルマン等)のほうが、匂いを集める能力が高いです。

 

 

「人よりも100万倍嗅覚が優れている」というと勘違いしそうなのですが、人が1メートル離れた距離から嗅ぎ取ることのできる物質を、100万メートル(1000km)離れていても嗅ぎ取れる、ということではありません。

また、人の100万倍強く匂いを感じているわけでもありません。

 

空気中に漂っている匂いの分子が100万分の1でも、その匂いをキャッチできる、という意味です。

 

実際に警察犬は、人の靴裏から染み出した足裏の汗のニオイを察知し、地面に付いたその微量なニオイを追って目標となる人を探し出すそうです。

すごい能力ですよね!

 

 

嗅ぎ分けられる匂いの種類はなんと約30億個以上!!

そしてその匂いをインプットし、次に匂いを嗅いだ時には、記憶の中からその匂いだけを照合し識別することができるんだそうです。

 

 

ちなみに老化とともに、聴覚や視覚が衰えても、嗅覚はしっかりと機能していますので、耳が遠くなったり、白内障などで視力が落ちてしまっても、日常生活において大きな支障がでることはあまりありません。

逆に匂いを頼りに情報を得ようと、より嗅覚が鋭くなる子もいます。

 

 

 

そして、わんちゃんにも好きな匂い、嫌いな匂いがあります。

好きな匂いは、家族、血液、体液、肉、獲物、群れなどの匂い。

 

好きな匂いに「家族」が入っているのって嬉しいですね(^^)

 

人の体臭である酢酸、吉草酸(きっそうさん)、アンモニアの3つには特に優れた能力があり、体臭で自分の大好きな飼い主さんを見極めているそうですよ~。

ちなみに飼い主さんの靴下のニオイも大好きなのだとか・・・(ノ゚ο゚)ノ!?

 

 

そして嫌いな匂いは刺激臭です。

具体的には、酢、アルコール、タバコ、化学物質、かんきつ類、香辛料など。

全体的に刺激の強いものばかりですね。

不快に感じなくても、人の嗅覚でも気付けるような強い匂いです。

 

 

 

ちなみにねこちゃんはというと、人の数万倍~数十万倍の嗅覚があるとされています。

 

わんちゃんもねこちゃんも、人よりも優れた嗅覚を持っているんですね!

 

 

20190812_2_ふかつ動物病院 糸島 いとしま 犬 猫 動物病院

 

 

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わが家のにゃんこ、ふわを見ていると、とてもそんな風には見えませんけれども・・・ね 笑

 

 

 

 

投稿者: ふかつ動物病院

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