2019.07.08更新

おはようございます。

ふかつ動物病院スタッフ、看護師の深津です。

 

蒸し暑い日が続きますね。

特に何もしていなくても、じわじわと汗をかく季節・・・(^^;)

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

20190708_1_ふかつ動物病院 糸島 いとしま 犬 猫 動物病院

 

わが家のにゃんこも、寝転び方がだら~んとなってきました。

 

 

 

さて、ここ最近は気温も湿度もグッと上がってきました。

こんな時期に、人だけでなく、動物も注意しないといけないのが「熱中症」です。

 

熱中症は、「体温が40~41度を超え、そのまま下がらない状態になる」疾患です。

 

人の場合は、汗をかくことで体温調節ができますが、わんちゃんの場合は、足の裏でしか汗をかくことができません。

 

わんちゃんの体温調節方法は、口を開けて舌を出し、ハァハァとあえぐことです。

これをパンティングといいます。

 

パンティングによって唾液を蒸発させて、その気化熱を利用して体温を下げようとします。

 

しかし高温多湿のこの時期に、換気も悪く、蒸し暑い空気の中にいると、それも上手くできなくなってしまい、体温を下げられず熱中症になってしまうリスクがあります。

 

 

 

熱中症の症状は、パンティング、大量のよだれ、下痢や嘔吐、ふらつきなどが起こります

 

症状がさらに悪化した場合は、虚脱や失神、呼びかけにあまり反応しない、完全に意識がなくなる、けいれんを起こしたりすることもあります。

 

そして症状がかなり進行してしまうと、吐血、下血(血便)、血尿といった出血症状や、酸素を上手く取り込めずチアノーゼ(舌が紫色になります)が見られたり、最悪の場合は死んでしまうこともあります。

 

 

20190708_2_ふかつ動物病院 糸島 いとしま 犬 猫 動物病院

 

 

●室内

室内は風通しを良くしたり、空調を調節したりして、快適な温度・環境を保てるようにしましょう。

アルミプレートやアイスジェルマットなどのグッズを利用し、過ごしやすくなるよう工夫してあげて下さいね(^^)

 

 

●屋外

屋外で過ごしているわんちゃんは、犬舎が移動できるようでしたら日陰の涼しい場所に移したり、難しい場合はよしずやサンシェードを使うなどして日陰を確保してあげましょう。

日陰のないコンクリートの上などは、照り返しが強く危険です。

 

そして夏場は飲水量が増えますので、常に水分補給ができるようにして下さい(^^)

 

 

●車内

夏場の車内は50度以上にもなりますので、ほんの少しの時間でも、留守番させるのは大変危険です。

窓を開けておく程度では、車内温度の上昇は抑えきれません。

愛犬を車内に残さないようにして下さい。

 

 

●お散歩

お散歩も、日中はなるべく避けて、涼しい時間帯に連れて行くようにして下さい。

お散歩時は水分補給をこまめに行い、クールネックや水をかけられるような霧吹きなどを持たれておくと便利ですよ(^^)

 

 

 

この時期は熱中症のリスクがぐっと上がります。

快適に過ごせるよう、工夫してあげましょう(^^)

 

 

 

 

投稿者: ふかつ動物病院

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