2017.10.16更新

おはようございます。

ふかつ動物病院スタッフ、看護師の深津です。

 

 

日に日に日没が早くなってきましたね。

秋の夜長、皆さまどのようにお過ごしでしょうか?

 

 

少し寒くなってきて、我が家のにゃんこたちは、膝の上に乗ってきたり、服とエプロンの間に潜り込んでくるようになってきました(^^)

 

20171016_1_ふかつ動物病院 糸島市 動物病院

 

時折「そっ・・・。」と手を添えてくれるサービスも(^^)

肉球がほんわか暖かくて癒されますヽ(*^^*)ノ

寒いのは苦手ですが、にゃんこたちが密着してくれるので幸せです(^^)

 

 

 

 

さて、今回は、マダニが媒介する病気、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」についてのお話です。

 

以前のコラムでも書かせていただいたことがありますが、SFTSは非常に注意が必要な感染症です。

 

 

潜伏期間は6日~2週間で、主な症状としては、発熱、消化器症状(食欲低下、吐き気や嘔吐、下痢、腹痛)です。

また、頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの症状が起きることもあります。

 

この病原体を持っているマダニに、人が刺されることで感染します。

今回はマダニから人への感染ではなく、わんちゃんから人への感染例のようです。

 

 

↓以下ニュースからの情報です。↓

 

マダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」について、厚生労働省は10日、イヌからヒトに感染した事例が徳島県で確認されたと発表した。

 

既に野良猫にかまれた女性が発症して死亡した事例が報告されており、哺乳類を介したヒトへのSFTS感染は2例目。厚労省はイヌやネコの血液や便を通じて感染する恐れがあるとして注意を呼びかけている。

 

同省によると、徳島県で6月、40代男性の飼い主が食欲廃絶などの体調不良を起こし、動物病院で受診したところ、SFTS感染が判明。その後、飼い主の男性も発熱などの重い症状が出て、感染が分かった。

 

男性はマダニにかまれた痕はなかったが、飼い犬の介護をしており、粘膜から感染したとみられる。現在は男性と犬は回復している。

 

SFTSの症例は届け出対象となった2013年3月以降、西日本を中心に約300例報告されている。

 

 

 

 

少しずつ寒くなってきたとはいえ、まだまだマダニが猛威を振るっています。

 

飼われている子のマダニ予防は、私たち人間の衛生管理にも繋がります。

定期的に、マダニが寄生していないかどうか、チェックしましょう。

 

マダニは皮膚の薄いところ(目・鼻・耳・指の間など)に寄生することが多いので、この箇所を重点的に見てあげましょう。

 

また、もしわんちゃんやねこちゃんにマダニが寄生していても、無理に引き抜くのは避けてください。

無理矢理引き抜いてしまうと、皮膚に刺していたくちばしが残ってしまい、そこで皮膚炎を起こすことがあります。

 

 

当院にて、わんちゃん・ねこちゃん用の駆虫薬(予防薬)をご準備しておりますので、そちらを使用されて下さい。

 

寄生してから駆虫するのも大事ですが、マダニを見ていなくても、予防的にお薬を使うのも大切なポイントです。

お外に出る子であれば、予防として定期的にお薬を使われることをおすすめします。

 

(※当院のお薬は「殺虫剤」ではなく「動物用医薬品」ですので、安全に使用することができます。)

 

 

 

ペットを連れて来られなくても、おおよその体重をお知らせ下されば、お薬のみをお渡しできますよ(^^)

 

 

わんちゃん・ねこちゃんを連れてのご来院の場合は

9:00~11:30

15:00~18:30

まで受け付けております。

 

お薬のみの処方の場合は

9:00~12:00

15:00~19:00

まで受け付けております。

 

20171016_2_ふかつ動物病院 糸島市 動物病院

 

 

対策をしっかり取って、お互いに快適な生活を送りましょう(^^)

 

 

 

 

 

投稿者: ふかつ動物病院

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