犬と猫の中毒その5・ニコチン中毒のおはなし

おはようございます。ふかつ動物病院スタッフ、看護師の古川です。

 

夏の様な暑さが続いていますね。今日は今年一番の暑さだとか…(;^_^Aもうそろそろ梅雨入りでしょうか?

 

今日はタバコがペット達に与える影響のおはなしです。

 

もし、ペットがタバコ(吸殻も含む)を食べてしまったら…

 

タバコの銘柄にもよりますが、体重5kgの子で1/3~1/4本で中毒、2本摂取すると致死量と言われています。

 

摂取してから15~40分で、以下のような症状が現れることがあります。

 

◎症状

 

嘔吐・下痢、興奮、よだれ、震え、幻覚症状、血尿・血便

 

だいたいの子は食べてもすぐに吐き出してしまうようですが、もし食べてしまったら、水に溶け出したニコチンは吸収が早くもっとも危険と言われていますので水分摂取は控えて、

 

<いつ><どのくらいの量>食べたか確認してご連絡ください。

 

 

また、タバコそのものを食べる以外にも、受動喫煙による影響もあります。

 

人間が受動喫煙による肺がんや心筋梗塞でたくさんの方が命を落とされているのはご存知かと思いますが、ペット達は人間以上に害があります(>﹏<)

 

ペットたちは多くが私達人間より体が小さく、低い位置で生活していますので、煙に含まれる有害物質の影響を受けやすいです。

 

 

 

 

有害物質が壁、カーペットやカーテン、ソファなどの家具、衣服、ペット達の皮膚や被毛に付着し、癌やアレルギー、眼・呼吸器・循環器・皮膚などへの影響があります。

 

臭いに敏感なペット達は煙の臭いにもストレスを感じているかもしれません。

 

空気清浄機はタバコの有害物質には効果がないそうです。こまめな換気やお掃除を気をつければいけませんね。

 

ご自宅内のでのタバコの管理や吸殻の処理はもちろん、お散歩中の拾い食いにもお気をつけ下さい。