2021.07.26更新

おはようございます。

ふかつ動物病院スタッフ、看護師の深津です。

 

連日厳しい暑さですね。

皆さま体調はいかがでしょうか?

わが家の猫たちは、室内に侵入した小さな虫を見つけては、その動向を見て楽しんでいます(^^;)

 

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(ありがたいことに捕って退治してくれる・・・という事はなく、ただただ見つめています 笑)

 

 

 

さて、夏場ではありますが、まだまだ庭や当院の花壇ではナメクジにも遭遇します。

気を付けていただきたいのが、「ナメクジ駆除剤」です。

ナメクジ駆除剤には、わんちゃんやネコちゃんにとって毒性のある成分が使われている商品があります。

 

ナメクジやカタツムリの駆除剤に使われる主成分には、大きく分けて「メタルアルデヒド」と「燐酸第二鉄」の2種類があります。

 

ナメクジ駆除剤の裏に記載されているパッケージを見てみると・・・

 

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この商品には成分に「メタルアルデヒド」と記載されています。

燐酸第二鉄は強い影響はないのですが、このメタルアルデヒドが、わんちゃん・ネコちゃんにとって中毒成分です。

 

 

メタルアルデヒドを摂取してしまうと、1~3時間以内に、よだれなどの軽い症状から嘔吐、下痢、血圧下降、頻脈、呼吸抑制、高熱、痙攣などの重篤な症状が起きます。

 

致死量にはさまざまな説があるようですが、わんちゃんもネコちゃんも体重1kgあたり10mg以上を摂取すると非常に危険だと言われています。

拾い食いのクセがある子や、外に出てしまうネコちゃんは、間違って口にしてしまわないよう、十分にご注意ください。

 

保管も、手や口が確実に届かない所にしまうようにしましょう!

そしてナメクジ駆除剤を購入される際には、比較的無害な「燐酸第二鉄」を主成分としたものを選ばれるといいかと思います(^^)

 

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まだまだ暑い日が続きます。

皆さまどうぞご自愛ください(^^)

 

 

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投稿者: ふかつ動物病院

2021.07.19更新

おはようございます。

ふかつ動物病院スタッフ、看護師の古川です。

 

連日猛暑が続いていますが、お変わりございませんか?

ちょっと動いただけで汗だくになりますね^^;

 

こまめに水分補給しながら、休息しながら、無理なく過ごしましょう^^

 

梅雨が明けて、これから暑い日が続きます。

おうちの子達は、身体をかゆがったり、ただれたりしていませんか?

 

この高温多湿な時期は、皮膚のトラブルで来院される子が多いです。

定期的にコミュニケーションも兼ねて、皮膚をチェックしてあげて下さい。

 

◎赤みがある

◎湿疹がある

◎痒がっている、よく舐めている

◎かさぶたがある

◎毛がよく抜ける

 

などの症状が見られたら、皮膚病のサインかもしれません。

症状が続く場合は、受診をおすすめ致します。

 

皮膚トラブルが起こると、気にして舐めたり掻いたりすることによって、症状が悪化することが多いです。

悪化する前に早めに受診しましょう。

 

 

☆ノミやマダニの定期的な予防・駆除をしましょう

ノミなどの外部寄生虫が皮膚病を引き起こすこともあります。

ノミ・マダニの予防薬は受付にてお出しできますので、わんちゃんはおおよその体重をお伝え下さい。

ねこちゃんは体重に関わらず、同じお薬となります。

 

☆定期的なブラッシングお勧めです

ブラッシングを許容してくれる子でしたら、もつれを防いだり、身体の異常に気付きやすくなります。

コミュニケーションを兼ねて、定期的に実施しましょう。

 

わんちゃんやねこちゃんの皮膚は、人と比べて薄くデリケートです。

日頃からよく観察し、早く異常に気付いてあげたいですね^^

 

 

わが家のしょうは、最近かなり甘えん坊。

 

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最初はかわいい声で「にゃ~ん♪」と近づいてくるのですが、話を聞いてあげられないと「にゃ~んヽ(`Д´)ノ」と、叫んだようにアピールしてきます(^^;)

 

抱っこはあまり好きではないですが、自分の気持ちが折り合えば膝の上に来てゴロゴロいいながらくつろいで、すりすり攻撃をしてくれます♪

昨日は帰宅早々来てくれたので、ご飯の時間が遅くなったのは言う間でもありません 笑

 

そんなくつろぎモードの時にブラッシングをすると、かなり気持ちよさそうです^^

ゴロンとした時にしか見えない、胸のグレーの毛を見れると、なんだか嬉しくなります 笑

 

 

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投稿者: ふかつ動物病院

2021.07.12更新

おはようございます。

ふかつ動物病院スタッフ、看護師の深津です。

 

蒸し暑い日々が続きますね。

わが家の猫たちも、各々が涼しい場所を見つけてゴロゴロしています。

 

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テーブルの上だったり・・・

 

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テーブルの中だったり・・・

 

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動線のど真ん中だったり・・・(猫あるあるですかね 笑)

もちろん(?)ジャマしないように人間のほうが端っこを歩いています(飼い主あるある?) 笑

皆様はいかがお過ごしでしょうか(^^)?

 

 

 

気温と湿度が上がるこの時期、受診されることが多いのが「外耳炎」です。

外耳炎とは、耳の外耳道に炎症が起こる疾患です。

 

耳垢が外耳道の皮膚を刺激したり、蓄積した耳垢に、もともと皮膚にいる常在菌(細菌や真菌など)が増殖することによって外耳炎になってしまいます。

 

体質的に普段から耳垢が湿っている子、耳の中に毛が生えている子、垂れ耳の子、耳にシワが多い子などは、通気性が悪いために菌が増えやすいので注意が必要です。

 

また、シャンプーをした時や雨の日のお散歩などで耳の中に水が入り、その湿りで炎症が起こったり、綿棒などで耳掃除をした際に耳道を傷つけてしまい外耳炎になることもあります。

 

 

頭をよく振っている、耳や耳の周辺をしきりに掻く、頭を傾ける、といった行動が見られたら、耳の中をチェックしてみて下さい。

耳の中が赤くなっている、腫れている、といった症状はありませんか?

 

また臭いがきつい、汚れが多い(耳垢を取ってもすぐにまた汚れが出てくる)などの症状がある場合は、外耳炎の可能性があります。

 

外耳炎は、症状が悪化すると耳の中で出血したり、ただれや化膿してしまったりと、痒みだけでなく痛みも伴います。

頭や身体を触ろうとすると、嫌がったり怒ったりすることもあります。

痒くて痛くて、「キャンキャン」と鳴きながら耳を掻くこともあります。

 

 

外耳炎の原因は細菌や真菌だけでなく、耳ダニなどの寄生虫、またアレルギーなどでも起こりますので、耳の中をチェックしてみて、異常があればお早めに受診されてください。

 

そして日頃から耳の中に水分が停滞しないように気をつけていただき、普段の耳の状態も確認しておきましょう(^^)

 

 

 

 

 

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↑ソファはたっぷり二席分使う・・・も、猫あるあるでしょうか 笑

(そしてもちろん(?)ジャマしないように空いたスペースに座るか、もう座るのは諦める(笑)のも飼い主あるある・・・(´∇`)?)

 

 

 

 

投稿者: ふかつ動物病院

2021.07.05更新

おはようございます。

ふかつ動物病院スタッフ、看護師の古川です。

 

毎日30度近い日が続いていますね。

ジメジメ、ムシムシのこの時期、マスクも手伝って息苦しい日々ですが、お変わりございませんでしょうか^^;

 

 

わが家では、最近にゃんこ達が溶けそうになっています…

 

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暑い日になると、そこらへんにぽつぽつと落ちています(´∀`;笑

冷たい床や畳や冷感ラグの上や…動線お構いなしなので、飼い主が避けて通る日々です(^^;)

 

 

さて今日は、この蒸し暑い季節に注意していただきたい「熱中症」のおはなしです。

 

毛皮に覆われているわんちゃんやねこちゃんは、人と違って、基本的に汗を出して体温調節をすることができません。

 

わんちゃんは、舌を出してハァハァと呼吸しているのを見かけるかと思いますが、この「パンティング」という呼吸で、唾液を蒸発させて体温調節をしています。

かたやねこちゃんは、パンティングはほぼしません。

冷たい床のようなひんやりしたところに寝転んで体温を下げたり、身体を舐めた時に水分が蒸発する「気化熱」で体温を下げると言われています。

もし、ねこちゃんでパンティングが見られた場合は、激しい運動後などのかなり興奮した後で一時的なものなら心配ないですが、続く時は危険な状態の場合があります。

 

 

【熱中症になると…】

体温が40度以上になり、呼吸の乱れ、よだれ、嘔吐・下痢、ふらつきなどが見られます。

 

悪化すると、チアノーゼを起こして舌や口粘膜が青紫色になったり、痙攣、さらに進行すると、脈拍が徐々に弱くなり、呼吸不全を起こしたり、意識が薄れるなどのショック症状を起こし、死に至る危険性があります。

 

 

【特にご注意を】

わんちゃんですと、パグ、シーズー、ポメラニアン、チワワなどの種類の子、猫ちゃんですと、ペルシャ、ヒマラヤン、エキゾチックショートヘアーなどの種類の子は熱中症に罹りやすいと言われています。

また、長毛種、高齢、肥満、体調を崩している場合なども注意が必要です。

 

 

【暑さ対策をしましょう】

<室内>

エアコンを快適な温度に設定し、湿度にも注意しましょう。

その子その子の状況に合わせて調節してあげてください。

 

また、常に新鮮なお水が飲める状態にしてあげましょう。

留守にされる時間が長い場合は、多めに何ヶ所か置いてあげてください。

 

ケージで過ごしている場合は、直射日光や冷房の直風が当たらないよう、置き場所に注意してあげましょう。

 

クールマットなどのひんやりグッズを使ったり、自分である程度調節ができるように、ベッドや毛布などを置いてあげてください。

 

ねこちゃんが高い所(タワーの上、たんすの上など)を好む場合は、熱気がたまりやすいので、サーキュレーターなどを使ってエアコンの風を循環させてあげましょう。

 

<室外>

ハウスを涼しい場所に設置し、サンシェードなどを使って日陰を作りましょう。

風通しのいい場所、かつコンクリートよりも土や芝生の上が最適です。

飲み水がなくなってしまわないよう、多めに何ヶ所か置いてあげてください。

 

【お散歩・外出時の注意】

◎お散歩は朝夕の涼しい時間帯に出かけましょう。

必ずお散歩前に地面を触って確認してみてください。

アスファルトは思ったよりも高温になり、熱中症はもちろん、肉球の火傷の危険性があります。

暑さ対策グッズを活用して、快適にお散歩しましょう♪

こまめな飲水も忘れずに^^

 

◎誰も乗車していない車に置いていくことはやめましょう。

たった数分でも危険です!

(夏だけでなく、春や秋も注意が必要です)

興奮して熱がこもってしまい、熱中症になる恐れがあります。

もし、車を離れる場合は、エアコンをつけて、どなたか一緒に乗車していると安心です。

 

【もし熱中症になってしまったら】

すぐに涼しい場所に移動し、身体を冷やして体温を下げましょう。

身体に水をかけ、地肌まで濡らすか、濡れタオルを身体にかけます。

扇風機などで風を送り、喉元、脇、後肢の付け根などを濡れタオルで冷やしましょう。

こまめに交換しながら、体温が下がるまで続けます。

保冷剤を使用する場合は、タオルなどにくるんでから使ってください。

 

可能であれば体温を測って、(肛門に体温計を入れて測ります)38度程度まで下がったら冷やすのをやめましょう。

冷やしすぎもよくありません。

 

意識がある状態でしたら、スポーツドリンクを2倍に薄めたもの、もしくは水を与えて下さい。

 

意識がない状態ですと、病院での点滴が必要になります。

 

熱中症になったら、まずは冷やすことと、水分補給、その後病院にご連絡をお願い致します。

 

 

これから暑さ本番かと思いますので、対策をして快適に乗り切りましょう(´▽`)/

20210705_2_ふかつ動物病院 糸島 いとしま 犬 猫 動物病院

 

 

 

 

投稿者: ふかつ動物病院

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