2020.01.20更新

おはようございます。

ふかつ動物病院スタッフ、看護師の深津です。

 

雨が降ったり曇っていたり。

ここ数日は、なかなかすっきり良いお天気になりませんね。

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

 

今回は、ネコちゃんの「クラッキング」についてのお話です。

 

クラッキングとは、口を素早く動かしながら「カカカ」「ケケケ」といった鳴き声を出すことです。

ネコちゃんによっては、歯をカチカチと鳴らすだけだったり、小刻みに「ニャニャニャ」と鳴く子もいます。

 

ちなみにわが家の長毛猫、もこは「ニャニャニャ」です。

 

20200120_1_ふかつ動物病院 糸島 いとしま 犬 猫 動物病院

 

↑クラッキングしているもこ。

 

 

このクラッキング、どういった時に鳴いて、どういった気持ちや意味があるのでしょうか?

 

クラッキングは主に室内飼いのネコちゃんに多く見られます。

全ての室内飼いのネコちゃんがやるわけではなく、やらない子もいますし(もう一匹のわが家の短毛猫・ふわはやりません)、野良のネコちゃんでもやる事もあるようです。

同じネコ科のトラやライオンはやりません。

 

では、どういった時にクラッキングするかというと、『「獲物」がいるのに捕まえられない時』にやります。

 

この時の「獲物」とは、窓の外の小鳥や爬虫類だったり、室内であれば、手の届かない場所にいる、小さな虫やおもちゃのレーザーポインターだったりと様々です。

ネコちゃんにとって「獲物」となり得るものが対象になるようですね(^^)

 

クラッキングの意味としては、

●獲物に手が届かずにもどかしい

●獲物を見つけて本能的に鳴き声が漏れている

●対象物を見て不安や警戒をしている

 

といった気持ちがあると言われています。

 

獲物を見つけても捕まえに行けないもどかしさや、おもちゃで集中して遊んでいる時に捕まえたくてしかたがないと、興奮してクラッキングしてしまうようです。

 

↓天井にあるレーザーポインターを見つけてからの~・・・

 

20200120_2_ふかつ動物病院 糸島 いとしま 犬 猫 動物病院

 

↓クラッキング!

「ニャニャニャ・・・ニャッニャッ」

 

20200120_3_ふかつ動物病院 糸島 いとしま 犬 猫 動物病院

 

ん~かーわいい!(飼い主バカですヽ( ̄▽ ̄)ノ)

 

 

獲物の出す音を真似ているという説もあり、2013年に発表されたスウェーデンの研究では、本物の鳥の鳴き声とネコちゃんが歯を鳴らして立てる鳥のさえずりのような音やキーキーという音を比較し、部分的に一致していることを証明しています。

 

普段は「にゃ~」と鳴くネコちゃんが、「カカカ」と鳴く姿はちょっと珍しいですよね(^^)

その時、その時の鳴き方で、色々な気持ちを表現している「うちの子」たち。

その気持ちをわかってあげられると良いですね(^^)!

 

20200120_4_ふかつ動物病院 糸島 いとしま 犬 猫 動物病院

 

 

 

 

投稿者: ふかつ動物病院

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