2019.07.15更新

おはようございます。

ふかつ動物病院スタッフ、看護師の深津です。

 

今日はいいお天気ですね。

お洗濯物もばんばん乾きそうな晴天です(^^)

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 

 

今回は、前回の「熱中症対策」に続きまして、「熱中症になったときの応急処置」をお伝えしたいと思います。

 

熱中症は、大事な愛犬・愛猫の命も奪ってしまいかねない疾患です。

高温多湿のこの時期は、本当に気をつけたいですよね(><)

 

もしも熱中症の症状が出てしまったら、以下のような処置を行ってください。

 

すぐに動物病院に連れて行きたくなりますが、その間何も応急処置を行わないと、どんどん症状は悪化していく可能性があります。

まずは飼い主さまが応急処置を行ってください。

 

 

日差しを避け、風通しのよい涼しい場所に移動する。
意識があり、自分で水分補給ができるようなら水を飲ませる。
身体全体に水をかけ、扇風機で風を送るなどして風を当てる。または冷たい水で濡らしたタオルをかけるなどして全身を冷やす。

 

さらに、頭部や、太い血管があるのど元、脇、後肢の内側の付け根を、タオルで包んだ保冷剤や氷嚢で重点的に冷やすとより効果的です。

 

201907015_1_ふかつ動物病院 糸島 いとしま 犬 猫 動物病院

 

保冷剤や氷嚢を直接当てると、接触部分の毛細血管が収縮してしまい体温の放出が妨げられてしまいます。

タオル等で包みながら冷やして下さい。

 

 

また身体は冷やしすぎないことが大切です。

直腸温(肛門に体温計を2センチほど入れて計ります)で38度前後になったら、冷やすのを止めてください。

 

 

「体温を下げ、水分補給する」

これを第一に行ってください。

その後、動物病院に連絡を取り受診しましょう。

 

 

意識がない場合は、自分で水分補給することができません。

病院での点滴が必要になりますので、上記の方法で体温を下げながら、できるだけ早く動物病院を受診して下さい。

 

 

パグ、フレンチ・ブルドッグ、シー・ズー、チワワなどの短頭種、肥満犬や高齢犬、闘病中の子、初めての夏を迎える子などは熱中症の発症リスクが高いので注意しましょう。

 

また猫ちゃんもわんちゃんと同じように、汗腺が肉球にしかないため、汗で体温を下げることができません。

風通しの悪い熱気のこもった室内で、熱中症になることがありますので注意が必要となります。

 

風通しを良くしたり、空調管理をして快適に過ごせるようにしてあげましょう。

スコティッシュ・フォールド、ペルシャなどの鼻が低い品種、肥満猫や老齢猫、闘病中の子、幼猫、そして長毛の子は特に気をつけて下さい。

 

わんちゃん・ねこちゃんともに健康な子でも熱中症のリスクは十分にあります。

熱中症はかかる前に対策をして、防ぐことができます。

 

健康状態をチェックしつつ、大事な家族が、蒸し暑い季節を快適に乗り切れるようにしてあげたいですね(^^)

 

 

そしてもしもの時に備え、スムーズに応急処置ができるようにしておきましょう!

 

 

 

ちなみにわが家の長毛猫・もこも、今年は暑さ対策としてトリミングを行いました。

また近々コラムに載せたいと思います(^^)

 

201907015_2_ふかつ動物病院 糸島 いとしま 犬 猫 動物病院

 

お楽しみに・・・!?

 

 

 

 

投稿者: ふかつ動物病院

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