2018.04.23更新

おはようございます。
ふかつ動物病院スタッフ、看護師の深津です。

 

気温も上がり、当院の赤バラ、グルス・アン・テプリッツも咲き出しました(^^)
↓強香種なので、あたりにいい香りが漂っています。

 

20180423_1_ふかつ動物病院 糸島市 動物病院

 


↓冬には枯れてしまう一年草のサルビアも、寒い冬を耐えて開花しました。

 

20180423_2_ふかつ動物病院 糸島市 動物病院

 

植物の生命力ってすごいですね(^^)

 

 


さて今回は、「内部寄生虫」についてです。

 

わんちゃん・ねこちゃんに寄生する虫で有名なのが、ノミやマダニですよね(><)
最近は気温も上がり、ノミ・マダニの被害が多く見受けられます。
これらは身体の表面に寄生する虫、「外部寄生虫」です。

 


「内部寄生虫」とは、お腹の中に寄生する虫のことです。
虫にも種類があり、瓜実条虫(うりざねじょうちゅう)・回虫(かいちゅう)・こう虫・鞭虫(べんちゅう)などなど、色々な種類の虫がいます。

 

ノミやマダニは目に見えるので、比較的発見することができるのですが、お腹の中に寄生するこれらの虫は、なかなか見つけることができません(><)

 

知らないうちにお腹の中で増えてしまい、わんちゃんやねこちゃんの寝床に落ちていたり、肛門付近に付いていたり、排便した時にウンチと一緒に虫が出てきたりして、この時初めて、お腹に虫がいることに気付く飼い主さまがほとんどです。

 

吐いたかと思ったら、その中に虫がいてビックリ!!というケースもあります(><)

 

お腹の中の消化管にすみつき、消化物を栄養源にしたり、腸から血液を吸ってしまうので、寄生数が多いと様々な症状を引き起こします。
消化不良や下痢、発育不良、貧血、元気がなくなる、などです。

 

またこれらのお腹の虫は、人畜共通感染症で、私たちヒトにもうつります。
気付きにくい分やっかいな虫ですよね(><)

 

20180423_3_ふかつ動物病院 糸島市 動物病院

 

 

ですのでもし、お腹の虫を見つけたら速やかに駆虫薬を投与しましょう!

 


一昔前は、この虫にはこの薬、あの虫にはあの注射・・・といった具合に、その虫その虫に合わせた駆虫薬を使っていました。
今は大変便利になり、数種類の虫をまとめて一つの薬で駆虫することができます。
ノミ・マダニ予防のように、お腹に虫がいる・いないに関わらず定期的に使われてもいいかと思います(^^)

 


そして、瓜実条虫(うりざねじょうちゅう)ですが、これはノミが媒介する虫です。
瓜実条虫の卵を持ったノミが愛犬・愛猫に寄生し、そのノミをグルーミング等で飲み込んでしまう、そうするとお腹の中で卵が孵化し、感染が成立してしまいます。

 

20180423_5_ふかつ動物病院 糸島市 動物病院

 

 

瓜実条虫は、はじめは細長い虫ですが、片節といって小さく分かれます。
白いゴマのような虫がいたら、瓜実条虫の可能性があります。
ですので、もしも見つけた虫が瓜実条虫でしたら、ノミの駆虫も同時にする必要が出てきます。

 

速やかに病院で取り扱っている「動物用医薬品」で駆虫してあげましょう。

 

20180423_4_ふかつ動物病院 糸島市 動物病院

 

寄生虫予防で、身体の「外」も「中」も、快適に過ごせるといいですね(^^)

 

 

 

 

投稿者: ふかつ動物病院

entryの検索

月別ブログ記事一覧

カテゴリ

まずはお気軽にご相談下さい 092-321-2565
contact_spimg.png
医院風景 診療時間・アクセス
ふかつ動物病院コラム