2017.10.09更新

皆様おはようございます。

 

ふかつ動物病院スタッフ、看護師の古川です。

 

数日前から気温が上がり、日中は暑いくらいです。

 

お変わりなくお過ごしでしょうか?

 

 

本日は複数飼育についてのお話です。

 

「一匹で飼っているけど、寂しそうだからもう一匹増やしてあげたい!」

 

また「犬も可愛いけど猫も飼いたい♪そして仲良く寝てる姿を見たい(〃ω〃)」

 

など、皆様動機は様々かと思いますが、複数飼育したいと思われている方も多いですよね。

 

 

もう一頭増えるとなると、お世話をする時間、スペースの確保や経済面での負担も増えますので、家族でじっくり話してから決めなければいけません。

 

私も複数飼育をしている一人ですが、少し気をつければ複数飼育も可能です。

 

 

一番慣れやすいのは、子犬・子猫の時に一緒に飼い始めるのがお互いに受け入れやすく、慣れやすいと言われていますが、色々なパターンがあると思います。

 

できるだけ仲良くストレス少なく過ごしてもらうためにどのようなことに気をつけたらいいでしょうか?

 

 

 

《複数飼育の注意点》

 

☆新しい子を飼い始めたら…

 

早く会わせて仲良くなって欲しいと思いますが、急に会わせてはお互いにびっくりしたり、威嚇することもありますので、徐々に距離を近づけていきましょう。

 

里親募集でトライアル期間を設けてあるところもあるようなので、もし飼う前に会わせる事が可能なら事前にお互いの相性や性格など確認できていいかもしれませんね。

 

 

新しい子が来たら、いきなり同じ部屋ではなく、できればまずは別室で過ごしてもらい、しばらく経ってから少しずつケージやキャリー越しに少し匂いを嗅がせる・顔を合わせるなどを繰り返してしていきます。

 

慣れてきたらはじめのうちは一緒にする時は目を離さないようにし、ケージから出して徐々に一緒に過ごせる時間を増やしていきます。

 

お互いの反応を見ながら少しずつ距離を縮めましょう。相性もあるので、極度に嫌がったり怒ったりする場合には無理しないようにしましょう。

 

はじめの頃は念のためにお留守番する時は別の部屋で過ごしてもらうのが安心ですね。

 

スペース的に難しい場合はケージを使うといいと思います。

 

 

それぞれが安心してくつろげる場所(わんちゃんはハウスやケージ、ねこちゃんはキャットタワーなどの高い所)を準備しておきましょう。

 

ねこちゃんの爪は鋭く尖っていますので、事前に切っておいたほうがもしもの怪我を減らすことができます。

 

また、お互いが落ち着いてできる食事場所や水飲み場、トイレの準備をしましょう。

 

それぞれに安心できる居場所があれば、仲良しになれなくても比較的うまく同居できることが多いです。

 

 

☆ご飯

 

おなじ犬同士、猫同士でも成長段階などによって与えるフードの種類が変わってくると思います。

 

わんちゃん・ねこちゃんを一緒に飼育する場合もそうですが、必要な栄養素も異なりますので、同じフードではなくわんちゃんにはわんちゃん用、ねこちゃんにはねこちゃん用、また、それぞれに合ったフードを与えて下さい。

 

食べ残した場合は早めに片付けておきましょう。

 

 

☆その他

 

保護した子の場合、ノミ・マダニなどの寄生虫や何らかの伝染病に感染している場合もありますので、先住の子と会わせる前に駆除や健康診断などをしておきましょう。

 

 

どうしても新入りの子に目が行きがちですが、どちらも分け隔てなく可愛がりましょう。

 

 

 

我が家の場合、わんこのハル(♀)を単独飼育していました。

 

ハルが4歳の時に子猫を3匹保護し、一気ににぎやかになりました。

 

それが、れん(♂)・らん(♀)・しょう(♂)でした。

 

そして、ハルが11歳、れん・らん・しょうが7歳の時に、らい(♂)を保護し、合計5匹となりました。

 

らいは自宅の庭に迷い込んできたのですが、数日外で鳴いているのをハルが気にして家の中でもそわそわ、外に出るとらいの傍を離れようとせず…(^▽^;)

 

保護したらいを見たにゃんこ3匹は、「何者だ!?」と言わんばかりにシャーシャーと威嚇していました(;^_^A

 

らいが風邪を引いていたこともあり、しばらくは治療しながら別部屋のケージで過ごしてもらい、寄生虫の駆除をしてから少~しずつ距離を縮めていきました。

 

その後ウイルス検査やワクチンも済ませ、一緒の部屋で過ごすように…

 

らいが子猫だからなのか、なりふり構わずどんどんいく子だったのでいつの間にか距離が縮まりました。

 

 

我が家の場合は、みんながみんなとベタベタくっつく仲ではないものの、お互い適度な距離を保って、家族が揃う時間にはだいたい同室ですごし、たまに一緒に寝たりとうまく生活しています。

 

普段はつかず離れずの中ですが、ご飯の時間になると必ずにゃんこ達がハルのところへ駆け寄り、ハルの喉元にすりすりしたり、顔を舐めたりと挨拶?していて、それが微笑ましいです。

 

 

201710009_1_ふかつ動物病院 糸島市 動物病院

 

 

 

にゃんこ達がハルに怒られているのを見るとたまにヒヤヒヤしますが、仲良く過ごしている姿を見ると一緒に飼ってよかったかなと思います(*^^*)

 

大変な事もありますが、みんなのおかげで日々癒され、色々と楽しませてもらっています。

 

 

20171009_2_ふかつ動物病院 糸島市 動物病院

 

 

おんなじかっこ(笑)まるで本当の兄弟のようです。

 

らいは、れん兄ちゃんに色々教わっているようです。れんがいいお兄ちゃんしてくれています。

 

 

これからもみんな仲良く過ごしてほしいです。

 

 

20171009_3_ふかつ動物病院 糸島市 動物病院

 

 

どんなお話しているんでしょう?仲間に入れて欲しいです(*^^*)

 

 

複数で飼うのも、一頭だけで飼うのもそれぞれ良さがあると思います。

 

皆様も大好きな家族との楽しい生活をお送り下さい♪

 

 

 

 

投稿者: ふかつ動物病院

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